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Blockstreamの日本への賭け:アジアにおける次のビットコイン普及の波を加速させる

  • 執筆者の写真: yutaro stacksats
    yutaro stacksats
  • 2月6日
  • 読了時間: 5分


Blockstreamが今週、日本のビットコイン戦略コンサルティングのリーダーである Diamond Hands、およびビットコイン特化型企業への有力投資家 Fulgur Ventures と提携し、東京に新オフィスを開設したのは、非常に重要なタイミングでの決断です。


日本およびアジア全体において、企業によるビットコイン導入が加速し、レイヤー2ソリューションや実世界資産(RWA)のトークン化への需要が急速に高まっているなか、Blockstreamは、高度なビットコインインフラおよび機関投資家向けのセルフカストディソリューションをこの成長市場に届けるべく取り組みを拡大しています。


以下に、なぜ日本がBlockstreamにとって最優先市場であり、現地での拠点開設が極めて重要であるのか、その全体像を解説します。



日本独自のビットコイン環境:成長に最適な市場


日本はこれまで、初期のビットコイン取引所の拠点となったり、デジタル資産に関する規制の明確化を先導したりと、ビットコインの進化において重要な役割を果たしてきました。現在では、金融機関、企業、政策立案者が、ビットコインを「価値の保存手段」であると同時に「次世代金融インフラの基盤」として注目し、改めてその可能性を見直す動きが広がっています。


さらに注目すべきは、日本における活発なグラスルーツ(草の根)ビットコイン・コミュニティの存在です。日本には強力な開発者エコシステムが育っており、「ビットコイン・ファースト」のソリューションへの熱意も高まっています。


こうした要素がそろう日本市場は、ビットコインの「次の波」に向けて理想的な環境を備えており、その実現にはスケーラブルなインフラと、信頼できるビットコインネイティブなソリューションが不可欠です。



Blockstreamが日本のビットコイン・エコシステムにもたらすもの


東京オフィスは、日本におけるレイヤー2技術の普及拡大のハブとして機能します。これによりBlockstreamは、企業がLightningLiquidを活用し、支払い・資産発行・各種金融サービスにおいて拡張性の高いソリューションを手に入れられるよう、より実践的な支援ができるようになります。


日本企業や金融機関が法令遵守のもとでデジタル資産を発行したいと考える中、LiquidやBlockstreamのAMPが提供するビットコインネイティブな仕組みは、安全かつスケーラブルな金融インフラとして注目されています。これにより、従来の金融市場とビットコインの橋渡しが可能になります。


Blockstreamは、ステーブルコインからトークン化証券に至るまで、さまざまなトークン資産の発行を検討する企業と密に連携し、スムーズな導入を支援する方針です。金融機関・規制当局・フィンテック企業との直接的な協業を通じて、日本企業が世界最先端のビットコインベース金融ツールを活用できるよう、円滑な導入環境を整えていきます。


また、セルフカストディの推進も重要な柱となります。Blockstreamは、新しいJade Plusハードウェアウォレットや、同社の代表的ソフトウェアウォレットGreenなどのツールを通じて、個人および法人がビットコインをより安全かつ自律的に保有・管理できる体制を広げていきます。


さらに、Blockstreamは日本のビットコイン・グラスルーツを支える開発者エコシステムの強化にも尽力します。強力なコミュニティがすでにビットコイン・ファーストなソリューションを模索する中、日本はビットコインの技術革新においてリードする独自の立場にあります。


この目標を実現するために、Blockstreamはブートキャンプ、ハッカソン、教育プログラムなどを通じて、レイヤー2に関する実践的な知識を提供していきます。先進的なビットコイン・インフラへのアクセスとガイダンスを通じて、日本の次世代ビットコインエンジニアがその可能性を最大限に引き出せるよう支援していきます。



現地の専門家との連携:Diamond HandsとFulgur Venturesをパートナーに選んだ理由


Blockstreamが今後日本で推進する戦略の大きな柱は、信頼できる現地パートナーとの連携です。その中心となるのが、Diamond HandsとFulgur Venturesです。


日本を代表するビットコイン戦略コンサルティング会社であるDiamond Handsは、ビットコインの普及促進や企業の導入支援において最も影響力のある存在のひとつです。日本の規制環境や金融制度に関する深い知見を持つ同社の支援は、ビットコインとそのレイヤー2技術の採用を広げていく上で欠かせません。


一方、Fulgur Venturesは日本の企業ではないものの、長年にわたりビットコイン関連企業への投資や、ビットコインインフラおよび金融アプリケーションの支援を行ってきた実績があります。彼らの参画は、資金面とインフラ面の両方から日本におけるビットコイン導入を加速させていく意志の表れです。



今後の展望:Blockstreamが日本で目指す未来


東京に専用オフィスを構えたことで、Blockstreamは日本における次のビットコイン普及フェーズを本格的にリードする体制を整えました。今後は、企業、取引所、金融機関と緊密に連携し、LightningやLiquidの導入支援を進めることで、ビットコインを中核とした金融エコシステムのインフラ提供に注力していきます。


また、日本の先進的な政策環境に合わせた規制当局との協業も重視しており、政策立案者や業界リーダーとの対話を通じて、ビットコインを基盤とした金融アプリケーションが安全かつ適法に展開できる枠組み作りにも貢献していく方針です。


加えて、開発者支援も継続的な重点項目であり、日本の開発者がビットコイン技術の最前線で活躍できるよう、必要なツールやリソースを提供していきます。


日本がビットコイン主導の金融イノベーション拠点としての地位を確立しつつある今、Blockstreamの東京進出は、同社の日本およびアジア地域への長期的なコミットメントの始まりを意味します。単に普及を支援するだけでなく、セキュアで、スケーラブルで、分散化された未来の金融基盤への投資として、日本のビットコイン・エコシステムの中に深く根を下ろしていきます。

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